写真=証書を受け取る卒業生

 和歌山高専(北風幸一校長)は18日、卒業証書、修了証書、学位授与式を行い本科152人、専攻科22人が巣立った。

 各学科の代表者に卒業証書を授与した後、北風校長が式辞。「高専のカリキュラムを通じ技術者、研究者としての基礎は身に付きましたが、このことだけを後生大事に守るようなことはしないでください。日々刻々と変化し続ける社会環境の中、将来求められると予想される新たな技術や技能を習得するなど、絶えず学び続けてください」とはなむけの言葉を送った。在校生代表の平詩園さんが送辞を述べた後、卒業生代表の嶋田唯楓さんが「これからの時代を担う技術者としてそれぞれの道を歩みたい」と決意を述べた。

 式は新型コロナ対策として卒業生や関係者のみで行われ、保護者向けには動画配信を行った。卒業生数は本科の知能機械工学科が34人、電気情報工学科が40人、物質工学科が40人、環境都市工学科が38人。専攻科はメカトロニクス工学専攻が10人、エコシステム工学専攻が12人。