1日昼、日高川町高津尾の高津尾川で、家族で川遊びに来た小学4年生の男の子が流される事故があり、その後、死亡した。

 亡くなったのは、A君(9)で、現場は中津駐在所の北約1㌔。午後2時40分ごろ、近くにいた人から「男の子が流された」と通報があった。

 御坊署や日高広域消防によると、A君は父親と兄との計3人で、エビなどを捕りに川へ入ったところ姿が見えなくなり、消防隊の到着時、発見した父親に抱えられていたという。その後、意識不明の状態で和歌山市内の病院にドクターヘリ搬送されたが、約10時間後の翌2日午前0時40分に死亡が確認された。死因は溺水。

 高津尾川は日高川の支流で、県道たかの金屋線が沿っている。現場周辺の川幅は約10㍍で、地元住民らによると普段は流れがあまりないが、この日にかけて降っていた雨の影響で、当時は深いところで30~50㌢以上に水量が増え、流れも速くなっていたとみられている。

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