日高川町出身の西川選手㊧と中島選手

 7月7日からアメリカで開催される日米大学野球選手権大会に出場する侍ジャパン大学代表選手26人が決まり、日高川町出身で青山学院の中島大輔選手(4年)=早蘇中、和歌山御坊ボーイズ、龍谷大平安=と西川史礁選手(3年)=丹生中、和歌山日高ボーイズ、同=が選出された。中島選手は主将も任され、両選手は「勝利に結びつけられるように全力を尽くします」と意気込んでいる。

 代表メンバーを決める選考合宿が18、19日、神奈川県平塚市で行われ、49人が参加し、打撃や守備練習で各選手の実力をチェック。中島選手は紅白戦のトータル成績が4打数2安打1死球で、盗塁を決めるなど自慢の俊足をアピールした。西川選手は4打数1本塁打1四球。本塁打は逆風の中、左翼スタンド上段に放り込み、持ち前の長打力を発揮した。

 中島選手は龍谷大平安高3年時にセンバツ大会に出場、リードオフマンとして8強進出に貢献。青学では1年から主力で活躍し、2部リーグ優勝と1部リーグ昇格を実現させた。現在は青学の主将を務め、東都リーグでは昨年秋、今年春のリーグ戦でベストナイン(外野手)に選ばれた。

 西川選手は龍谷大平安が8強進出したセンバツで2年生ながらベンチ入り。全3試合に遊撃手としてスタメン出場し、10打数3安打3打点の好成績を残した。青学進学後は1年の秋からリーグ戦に出場。今年春のリーグ戦では最高殊勲選手(MVP)とベストナイン(外野手)を受賞した。

 両選手とも侍ジャパン入りが決まり、中島選手は「主将にも選ばれ、チームをまとめなければという責任感を感じます。アメリカでは全力で頑張ってきます」、西川選手は「ジャパンのメンバーに選ばれうれしいです。今まで支えてくれたいろんな人の思いを胸に、日の丸を背負って戦ってきます」と意気込みを語った。 

 日米野球選手権の出場国は日本とアメリカで、コロナの影響で2019年以来4年ぶりの開催。7日に開幕し、第1試合は8日。13日まで計5試合が行われる。

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