目録を手に志場事務局長㊨と谷口社長㊥、谷口工場長

 日高川町和佐に工場を置くチョコレート製品メーカーの株式会社たにぐち(本社・大阪市)が19日、日本赤十字社和歌山県支部にB級品販売会等の売上から300万円を寄付した。

 同社はSDGsの目標12「つくる責任、つかう責任」を優先課題として、食品廃棄物ゼロに向け取り組んでおり、製造過程の傷などで正規品として販売できないB級品や余剰原料を加工したアップサイクル品を地域のイベントや学童保育所に寄贈している。これらの製品のセール販売会も年に数回実施しており、今回はこの売上金の一部を社会に役立てようと、国内外の被災地や紛争地で支援活動を続けている日本赤十字社に寄付することにした。

 贈呈式は日本赤十字社和歌山県支部で行われ、谷口雅一社長、谷口嘉人統括工場長らが訪問。谷口社長が「日本や世界で災害も増え、困っている人が多く、日本赤十字社さんの支援活動が必要。活動資金に協力し、社会貢献できれば」と、同支部の志場紀之事務局長に目録を手渡した。志場事務局長は「多額のご寄付をありがとうございます。先日も豪雨災害があり、南海トラフ巨大地震も予想され備えが必要。有効に活用させていただきます」と感謝を伝えた。

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