衆議院の早期解散がささやかれる中、自民党和歌山県連は10日、和歌山市内で代表役員会を開き、新しい和歌山2区の候補者となる支部長に現在3区の二階俊博氏の就任を確認。現在2区の石田真敏氏は近畿ブロックでの比例代表候補とし、党本部に報告することを決めた。新1区の候補者には参議院議員の鶴保庸介氏を軸に調整していく。

 新しい区割りでは1区が前1区の和歌山市に前2区の岩出、紀の川市が加わり、3市で構成。新しい2区は前2区の橋本、海南、有田市などと、前3区の自治体が加わり、27市町村に再編される。

 代表役員会では同党の県内4国会議員らが出席し、世耕弘成参議院幹事長から新しい区割りの候補者案が示された。次期衆院選に向けては二階氏が今年の正月明けから早々と新2区であいさつ回りを行うなどで立候補の構えをみせていた。世耕氏はかねてくら替えへの意欲をみせているが、二階氏が候補となる状況では見送るとみられている。石田氏については県連が党本部に対して比例区で当選必至の最上位につけることを求める方針。鶴保氏は今年4月の1区補欠選挙にも候補者として名前が挙がった経緯があり、自身も出馬には意欲的だ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA