第72回全日本大学野球選手権大会の決勝が11日、神宮球場で行われ、日高地方出身の中島大輔選手(4年)=早蘇中、和歌山御坊ボーイズ、龍谷大平安=と西川史礁選手(3年)=丹生中、和歌山日高ボーイズ、同=がメンバー入りする青山学院(東都リーグ)が明治(東京6大学)を4―0で下し、2005年大会以来、5度目の優勝を決めた。中島、西川選手は決勝でも大活躍で、18年ぶり栄冠の原動力となった。

 中島選手が1番・中堅、西川選手が4番・左翼で先発フル出場。青学は初回、1死一、二塁から西川選手が左翼へ適時打を放って1点を先制。3回には先頭の中島選手の三塁手の失策を誘って出塁し、西川選手の内野安打で2死一、三塁。適時打で中島選手が還って3点目の本塁を踏んだ。日高地方出身の両選手の活躍で序盤からリードを奪い、4回にも1点を加えて逃げ切った。

 主将としてチームを引っ張ってきた中島選手は「1年生の時は東都リーグの2部だった。2年生で1部に上がり、念願だった日本一になれた。苦しいこともあったが、助けてくれた周りの仲間のおかげです」、西川選手も「いままで生きてきた中でも最高の気持ちです。先制のタイムリーは初球からフルスイングを決めていました」と喜びを爆発させた。

 中島選手は7月7日から13日までアメリカで開催される日米大学野球選手権に出場する日本の大学代表「侍ジャパン」の候補選考合宿参加メンバーに追加招集され、「候補に選ばれたからには全力で頑張りたい」と意気込みを語った。西川選手も侍ジャパン候補選考合宿参加メンバーに選ばれており、今後の2人の活躍が期待されている。

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