先月29日のみなべ町議会で、議員から提出された定数を14から2削減して12とする条例改正案が賛成7人、反対6人の僅差で可決された。
今年3月9日の定数特別委員会でも賛成7人、反対6人の僅差で可決され、委員長が削減案の発議者になることが一度決まったがその後固辞。次の委員会では委員長が体調不良で欠席するなどで話が進まず、委員長の不信任案が提出されるまでの事態になった。本会議では委員会で削減に賛成した議長が採決に加わらず、削減反対の委員長が採決に加わるため、委員会の結論が逆転する可能性もあったが、ふたを開ければ賛成多数。委員会で削減に反対した1人の議員が、本会議では賛成に回ったからだ。
その議員に話を聞くと、委員会の採決の時には現状維持がいいと思っていたが、その後、議会での話し合いの状況が住民の耳に届く中で、自身の周りの人から「削減すべき」との声を受けて悩んだ末、考え直したという。今回、いろいろ遠回りしたが、議会の活動に住民が一定の目を向け、いっしょに定数問題を考える時間になったという点ではよかったのかもしれず、より議論が深まった中でのベターな決着だったのかもしれない。
個人的には住民から「数を増やしてもいい」と言ってもらえるほど、議員が日頃からしっかり活動すれば削減を求める声は出ないだろうし、地方議員のなり手不足の解消にも少しはつながると思うが、現実全員がそこまでできていないから削減の声が出る。今回、みなべ町では削減賛成の議員でも、「12人が限度」との声が聞かれる。再び削減の声が住民から出ないよう、頑張っていただきたい。(吉)


