みなべ町議会最終日の29日は、下村勤議員から議会定数を現行の14から2削減して12とする条例改正案が提出され、賛成7人、反対6人の僅差で可決された。次の任期から施行される。

 削減案については今年3月9日の議会議員定数等検討特別委員会でも賛成7人、反対6人の僅差で可決。その後、天野委員長が発議者を固辞したことなどで削減案の提出が当初議会から今議会に先送りされていた。本会議の討論では削減に反対の3議員が「人数が減ると民意が反映されにくくなる」「人口の多い地域の議員が多くなり、若者や女性が出馬しにくくなる」など、賛成の3議員が「議員の一人ひとりの資質と議会力を高めれば削減してもやっていける」「本当に信頼される議会なら削減を求める声は出ない」などと主張した。

 採決では賛成が下村勤、細川安弘、谷本吉弘、宮﨑繁幸、玉井伸幸、丸山幸雄、出口晴夫の7議員、反対が山本秀平、池田三千留、真造賢二、井口雅裕、天野仁、棒引清の6議員。委員会の時に賛成だった原田覚議長が本会議では採決に加わらないため、委員会の採決が逆転して削減案が否決される可能性もあったが、委員会で反対した細川議員が賛成に回った。

 委員会は当初予定していた報酬や政務活動費の話し合いをせず、これで打ち切られることが確認されている。

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