県は29日、御坊市でバラ科の木を食害する特定外来生物クビアカツヤカミキリの被害樹を梅の木3本で確認したと発表した。同市内ではこれまでに桜の木5本(3カ所)で見つかっていたが、梅では紀中・紀南エリアを含めて今回が初めて。

 今月10日、市内で初めて桜の木1本で被害が確認。その後、県、JA、市町の関係者らが被害地点から半径2㌔圏内にある桜、梅、スモモを対象に調査したところ、22日までに桜の木4本からクビアカカミキリが出す木くずと糞が混じったフラスが発見。さらに今回、梅の木でも被害が見つかった。

 クビアカツヤカミキリは体長2~4㌢の昆虫。光沢のある黒色で、首の付近が赤いのが特徴。梅、桜、桃などのバラ科の樹木に幼虫が侵入して食害し、枯死させてしまうこともある。

 県は「早期の発見が重要で、成虫やフラスを発見した場合は日高振興局農業水産振興課℡0738―24―2930まで連絡ください」と呼びかけている。

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