道路沿いの法面に咲くササユリ

 日高川町初湯川、リフレッシュエリアみやまの里入り口の道路沿いで、かわいらしい薄紅色のササユリが見頃を迎えている。

 同町のササユリ生産に取り組むササユリ普及育成協議会とバイオセンター中津が植栽。以前はみやまの里森林公園に植えていたが、ほとんどがイノシシの食害に遭ったため、2019年からは、道路沿いに植栽。椿山ダム湖沿いの県道にある平橋南詰めから、リフレッシュエリアみやまの里に向かう道路で階段状になった法面を花壇に活用している。

 昨年12月に農家栽培や販売に適さない球根約1000球を植え、500個以上が蕾をつけ、今月中旬から開花がスタート。バイオセンター中津では「まだ蕾も多く、来月上旬まで見頃が続き、たくさんの花を楽しんでいただけます」と話している。

 ササユリは野山に自生し、かつては各地で見られたが、近年は自然環境の変化や獣害により全国的に激減している。同協議会やバイオセンター中津では、ササユリの咲く里山の風景を取り戻そうと、球根の生産や植栽に取り組んでいる。

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