適正な申告納税の推進、納税道義の高揚等に多大に貢献し、税務行政の運営に顕著な功績があった人や団体に贈られる大阪国税局長感謝状が、梅農家等の組合員へのインボイス(適格請求書等保存方式)制度の周知に努めたJA紀州(芝光洋組合長)に贈られることが決まった。
JA紀州は、今年10月から導入されるインボイス制度について昨年度、組合員を対象に8回の説明会を開き、制度内容の周知を図った。特に梅農家らが会員となる御坊納税協会梅の郷部会の事務局も兼ねるみなべ営農販売センターでは、営農指導員の萩野翔大さん(34)を中心に、部会員に対し、御坊税務署の職員を講師に2度の説明会を開いたあと、適格請求書発行事業者の登録申請受付会を開き、申請をサポート。その後も個別相談に応じたり、登録方法を随時案内したりと会員への制度周知を徹底した。
同制度の特例として、農協出荷は適格請求書交付義務が免除されるが、みなべではJA出荷以外に梅干しの製造・販売などを行う生産者が多く、他の農産物生産者より制度の周知が必要となる背景がある。萩野さんは「インボイス登録するかどうか生産者個別の判断が必要で、制度を知ってもらうため、とにかく分かりやすく説明することを心がけました。税金の話なので間違いは許されず、納税協会や税理士、税務署の皆さんに協力してもらいながら進めることができました」。芝組合長は「多くの組合員の苦手分野である税金について、普段から営農指導で関係ができている職員に、安心して気軽に質問できる環境作りで貢献できた。職員も熱心に勉強したので、感謝状をいただけるのはありがたい」と話している。
感謝状の贈呈式は30日午前10時半から御坊税務署で行われ、山口美雪税務署長から伝達される。


