青山学院で活躍する西川選手㊧と中島選手

 関東地方の6校が競う大学野球の東都大1部春季リーグは17日、東京の神宮球場で、日高地方出身の中島大輔選手(4年)=早蘇中、和歌山御坊ボーイズ、龍谷大平安=と西川史礁選手(3年)=丹生中、和歌山日高ボーイズ、同=がメンバー入りする青山学院が国学院を10―1で下し、17年ぶり13度目の優勝。6月5日に開幕する全日本大学選手権に出場する。両選手ともに打撃が好調で、この日の試合でも勝利に大きく貢献した。

 東都大1部リーグは4月に開幕し、青学、国学院のほか、中央、亜細亜、日大、駒澤が出場。同じチームに2戦先勝のリーグ戦で順位を決める。青学は7勝1敗で迎えた国学院戦に勝って8勝1敗とし、残り試合に全て敗れても勝率で他チームを上回ることになり、亜細亜大との対戦を残して優勝が決定した。

 この日、中島選手は1番・中堅、西川選手は4番・左翼で先発出場。青学は初回に4点、4回に1点、5、6回に2点、9回にもダメ押しの1点を入れて大勝した。

 先頭打者の中島選手は初回、中前打で出塁し、すかさず二盗。二番打者も右安打で一、三塁となり、三番打者の二ゴロの間に先制のホームを踏んだ。西川選手も3回に中前打を放ったほか、2四死球で出塁。大会を通して主砲としてチームを牽引し、優勝に大きく貢献した。

 全日本大学選手権は神宮球場と東京ドームで行われ、全国の各リーグを勝ち抜いた27チームが日本一を目指して争う。

 両選手のこれまでの打撃成績(17日現在)は、中島選手が打率3割5分3厘(3位)、安打数12(2位)、盗塁4(1位)、得点5(5位)、出塁率4割5厘(5位)。西川選手は打率3割6分1厘、安打数13でいずれも1位、本塁打2本(2位)、打点7(2位)、塁打数21(2位)となっている。

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