地鎮之儀を行う三浦市長

御坊広域行政事務組合(管理者=三浦源吾市長)が建設する汚泥再生処理センター建設工事の安全祈願祭・起工式が18日、御坊市熊野の現地近くで行われ、関係者ら約30人が工事の安全を祈願した。

 みなべ町を除く日高地方1市5町から収集されたし尿、集落排水汚泥などを処理する施設。新しい施設は現在のクリーンセンターの老朽化に伴う建て替えで、現施設の隣接地に建設する。

 計画では鉄筋コンクリート造りで、地上2階地下1階。建築面積は1522平方㍍で、地下は汚泥の受け入れ槽、貯留槽など、1階は脱水機や膜分離装置などの機械関係を配置、2階には事務室、会議室などを設ける。

 処理能力は一日122㌔㍑。2025年9月から試運転を開始し、26年4月からの稼働を目指す。25年12月から現施設の解体工事に着手する。設計・施工は日立造船株式会社(大阪市、三野禎男取締役社長)、施工監理は株式会社東和テクノロジー関西支店(大阪市、福永和弘支店長)。事業費は44億8800万円(工事費44億2200万円、施工監理委託料6600万円)。

 祈願祭は小竹八幡神社の小竹伸和宮司が神事を執り行い、福永関西支店長、三浦市長、三野取締役社長が地鎮之儀。玉串も捧げて工事の無事や地域の発展を願った。

 三浦市長は「循環型社会の実現に寄与した近代的な施設。十分な安全対策を実施し、持てる技術を存分に発揮してください」、三野取締役社長は「地元の皆さんの安全と周辺環境に配慮を払い、万全を期していきます」とあいさつした。

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