あいさつする仲理事長

 一般社団法人御坊青年会議所(JC)の創立55周年記念式典が16日、日高川町高津尾の日高川交流センターで行われた。現役メンバーやOB、県内外のJCや政治、行政、奉仕団体の各関係者ら約180人が出席。仲真平56代理事長は今年度のスローガンに「至誠」を掲げ、地域のよりよい未来に向かって誠実に行動することを誓った。

 御坊市民吹奏楽団の演奏で幕を開け、過去5年間の物故会員18人に黙とうをささげた。仲理事長はあいさつで、御坊JCが55年間取り組んできたさまざまな事業に触れ、JCの理想とする「明るい豊かな社会の実現のため走り続けてきました」と振り返った。節目の年となった今年度については「至誠~理想を持ち、地域と共に未来へ~」をスローガンに掲げ、「私たちが地域の声の受け皿となり、誠実に行動し、理想を掲げ真心を込めた事業を贈り届けることで、地域の未来が少しでもより良い方向に向かうようにしたい」と力を込めた。

 来賓には、岸本周平知事代理の中井寛日高振興局長、同JC所在地御坊市の三浦源吾市長、式典開催地日高川町の久留米啓史町長らが顔をそろえ、祝辞を寄せた。

 この日は式典に先立ち、御坊青年会議所シニアクラブの物故会員追悼法要が道成寺で行われた。

 式典後には中津ふれあいドームで盛大に懇親会が開かれ、日高川町の藤の花を模した手作りの会場装飾や、御坊市特産のスターチスを卓上に飾るなどしてJCメンバーがおもてなし。フィナーレでは55年の歴史にちなみ、55発の花火が打ち上げられ、創立記念を祝った。

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