本町商店街を自転車で走る中村候補
はげます女性の会メンバーと並んで演説する楠本候補(藤田町吉田で)

 返り咲きか再選か、がっぷり四つの戦いを展開している県議選の御坊市選挙区は早くも中盤へ。選挙期間中最初で最後の日曜となった2日は、自民党元職の中村裕一氏(63)が家族とともに自転車で街宣、共産党現職の楠本文郎氏(68)が女性会のメンバーとともに街頭演説を行うなど、精力的に選挙区内を駆け回った。

 中村陣営は午前中、長男太一さん(34)とともに中村候補が市内商店街を自転車で街宣し、買い物客やドライバーに手を振ってアピール。国道42号沿いも走ってロマンシティ前ではマイクを手にし、「何としても県議にしていただき、市民、御坊、日高、和歌山のためもう一度働かせていただきたい。岸田内閣が生活支援や異次元の子育て対策、人口減少対策を打ち出しているが、それらの国の政策が御坊にぴったり合うものにしていきたい」と訴えた。午後からは丸山、薗、塩屋で集会や個人演説会も開いた。今回の選挙ではユーチューブやフェイスブックを使った動画も配信中。QRコードでアクセスし、質問や要望を受け付ける目安箱も設けて、支援を呼びかけている。

 楠本陣営は、くすもと文郎はげます女性の会のメンバー20人も市内のスーパー前3カ所で手を振って支持を呼びかけた。藤田町吉田の産直市場「よってって」前ではそろいの薄緑のジャンパー姿で沿道に並び、ドライバーや通行人に「よろしくお願いします」などとアピールした。楠本候補も演説し、当選からの4年間を振り返ってコロナ対策で取り組んできたことなどを紹介。子育ての支援対策については「若い世代の賃金が低すぎる。子育てしている人たちへの支援が必要」などと訴え、「1人の意見、声を具体化して県政に届ける」と強調した。午前中はハンドマイクを手に市内を歩いた。ホームページとフェイスブックも活用し、議員としての取り組みなどを掲載している。 

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