3年ぶり優勝に笑顔いっぱいの南部女子
準優勝と健闘した南部男子

 日高郡市ジュニアバレーボール連盟主催、本紙協賛の第23回日高新報杯小学生バレーボール大会が2日、御坊市立体育館を主会場に開催され、6年生主体のAクラスに7チームが参加した。新型コロナも落ち着き、4年ぶりに保護者らの声援が会場に響き、選手たちはエールを背に躍動。決勝は南部女子と南部男子の対決となり、攻撃力が光った女子が3年ぶり13度目の優勝を飾った。

 2組に分かれて予選グループ戦のあと、決勝トーナメントを行った。

 決勝は第1セットから息詰まる一進一退の攻防を繰り広げ、中盤までは11―11の大接戦。サーブで連続ポイントを許し、11―14と追いかける苦しい展開から、小谷の連続サービスエースなどで6連続得点し、逆転。嫌な流れを断ち切り、21―18で先取した。第2セットは勢いに乗り、序盤から坂本、尾田、小谷の3人のアタッカーが次々とスパイクを決めて終始リードし、21―14で退けた。石上貴一監督は「決勝は普段から練習している男子相手に持てる力を出し切れた。3人のセッターが要所で持ち味を発揮し、6年生10人、誰がコートに立っても力の差がないのが持ち味。チーム内で競い合って練習している成果を出すことができた」と選手をたたえた。

 男子は身体能力の高い選手がそろい、コートにはいつくばってボールをつなぐ粘り強さでくらいついたが、一歩及ばなかった。生駒明広監督は「サーブカットやサーブなど課題が見つかった。まだまだこれから伸びる選手たちなので、目標の全国大会へ向けてレベルを上げていきたい」と前を向いた。
 3位は日高が決定戦で日高中津を下して入賞した。上位3チームのメンバーは次の皆さん。

 南部女子=石上貴一(監督)、坂本瑛菜(主将)、小谷玲奈、谷妃香音、長坂咲和、宮城空愛、中早未空、冨山凛、熊代早晏、藤山結月、尾田純恋▽南部男子=生駒明広(監督)、濱口蒼大(主将)、竹中龍星、大井悠跳、木下涼太郎、米澤奏汰郎、岩﨑寛太▽日高=﨑山忠士(監督)、石神典之(コーチ)、阪本夕子(マネジャー)、初井優亜(主将)、西岡咲歩、石神咲歩、小藪那智、阪本真央、北山結菜、栗山璃子、猪原羽友莉、芝乃愛

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