
みなべ町は8日、京都産業大学と包括的連携協力に関する協定を締結した。今後、世界農業遺産のみなべ・田辺の梅システムに欠かせないミツバチによる受粉の共同研究や梅の成分を活用したスポーツ食品の開発、学生主体の地域イベントなどに取り組んでいく。
同大学の生態系サービス研究センター長の高橋純一准教授は梅システムの世界農業遺産登録を進めたメンバーの一人で、約10年にわたってみなべ町でニホンミツバチの研究を続けるなど町と交流している。今回、連携を強化してさまざまな分野で地域資源の活用や人材育成につなげようと協定を締結した。
役場で締結式が行われ、山本秀平町長と同大の在間敬子学長が協定書に署名した。山本町長は「少子高齢化の中でも住民が幸せに暮らすためには、地域外から町にきてもらうきっかけづくりが必要で、協定が重要な役割を担う。互いにwin―winになれるよう連携を進めたい」、在間学長も「地域との連携強化は大学のテーマの一つで、協定はその中核となる取り組み。学生にとっても学んだことを現場で実践できるのは成長になる。協定を新しいスタートとして、これから新しい価値を生み出したい」と期待を込めた。
高橋センター長と、同大生命科学部4年生の吉尾実莉さんが今後の具体的な取り組みとして、ミツバチの保全や梅のクエン酸を利用したスポーツ食品の開発、世界農業遺産を知ってもらう体験ツアーの企画、学生主体のカフェイベントなどを説明した。


