
プロ野球・中日の岡田俊哉投手(33)=美浜町出身=が7日、バンテリンドームナゴヤで記者会見し、今季限りでの現役引退を表明した。「現役にこだわりたい気持ちはあったが、勝負の世界。骨折で、復帰は難しいかなと思ったところから復帰登板できた時のファンの歓声は、一生忘れない」と思いを明かした。
岡田投手は松原少年で野球を始め、松洋中学時代は和歌山日高ボーイズ/マリナーズでプレー。智弁和歌山高から2009年ドラフト1位で入団。切れ味鋭いスライダーを武器に中日一筋16年を過ごしていた。プロ4年目の13年に初登板を果たすと、その年66試合に登板し、16年には強化試合で侍ジャパンに初選出。翌年のWBCでも日の丸を背負い世界の舞台で活躍した。
23年、春季キャンプ中の練習試合で右大腿骨を骨折。この大けがで長期離脱となり、オフには育成選手として再契約していた。今年4月30日に2年ぶりに支配下契約。今季は3試合(うち1先発)で防御率8・59だった。
通算成績は353試合に登板し、19勝24敗19セーブ、防御率3・61。
小学校、中学校の同級生で一緒にプレーし、箕島高校時代にも対戦経験がある上山綾太さん(34)=日高川町和佐=は「小学生ながらに『プロ行くやろな』と思うほどすごかったです。プロに行ってからも成績は気にしていましたし、登板はなかったですが応援にも行きました。プロ生活でメンタルが強くなり、大けがを乗り越え、すごいなと思います。『おつかれさん。また帰ったらご飯行こう』とメッセージを送りました」、岡田選手と同い年で今でも親交がある庄内睦月さん(33)=御坊市藤田町吉田=は「学校もチームも別でしたが、小学生のころから試合で会うとしゃべっていて、高校のころにはよく連絡を取り合っていました。引退と聞いて寂しい思いでしたが、現役で十分活躍してくれ、あれだけの大けがから復帰したのは本当にすごいこと。お疲れ様でしたと言いたい。これからも野球に携わって、活躍してくれることを期待しています」と話した。

