御坊市の日高港工業団地は先月28日、最後の1区画(面積4800平方㍍)の利用契約候補者に神戸市の中央港運株式会社が決定した。

 日高港は1983年10月、国の重要港湾に指定され、98年に第1期計画が着工し、04年4月から暫定供用開始。県公営企業課によると、工業団地は全体で18区画、面積約9万4000平方㍍。これまで株式会社紀和商店が3区画、市の新エネルギーパーク「EEパーク」が2区画、先月21日から営業運転が開催された和歌山御坊バイオマス発電所が12区画をそれぞれ購入または賃貸、貸与で利用。最後の1区画については2企業から購入希望があり、競争入札で中央港運が落札した。

 今後、中央港運側が契約金額の100分の30以上の事前納付、市との環境保全協定締結などの手続きが必要となっており、いまのところ利用開始時期は未定だが、工業団地は港の暫定供用開始から20年余りの歳月を経て〝完売〟することになる。

 現在、同港には多くの鯉が泳ぎゲゲゲの鬼太郎の妖怪像があるSioトープも整備されている。泊地では水深12㍍化が進められており、第1期計画の完成は26年度以降の見通し。工業団地が全て埋まることで、港湾計画の見直しや第2期計画策定の動きが本格化しそうだ。