日高高校出身で現在は愛知県の小学校の校長を務めている今本政勝さん(59)=愛知県西尾市在住=がこのほど、文研出版から児童書を出版した。タイトルは「ヒーロー 新型コロナVSぼくたち」。2020年、コロナ禍による臨時休校が明ける前に道徳の教材にと創作した短い話を基にしており、医療従事者への感謝、風評被害からくる偏見やいじめから「子どもたちを守りたい」という思いを込めて書かれた。全国の書店やインターネットで販売されている。

今本さんは島根県生まれ、和歌山県育ち。切目中、日高高校から文教大学教育学部を卒業。埼玉県や愛知県の小中学校で教壇に立ち、現在は西尾市の八ツ面小学校で校長を務めている。
本書は小学生の「守」を主人公に、親友の「祐子ちゃん」とともに、新型コロナ禍というこれまで経験したことのない時代を過ごしながら成長していく姿を描いている。
守は小学2年生。コロナで新学年の始業式がなく、6月に再開したが運動会も学芸会もなく、給食はしゃべらず食べる「黙食」。花屋のお父さんも、店をお母さんと守に任せて病院へ手伝いに行ったまま帰ってこない…。コロナに負けず成長する子どもたちの3年間を描いている。絵はイラストレーター、挿絵画家の黒須高嶺さん。
今本さんは「医療従事者の献身への感謝の気持ちを育みたい。コロナ後の新しい生活様式に、子どもたちが『やらされ感』を持つのではなく自分事として取り組む心情を培いたい。風評被害からくる偏見、差別、いじめから子どもたちを守りたい。その3つの願いを込めて道徳の教材用に作った短い話を第1章とし、第2章以降は加筆して仕上げました。結果的にコロナが5類に移行するまで3年間の物語になっています。主人公たちに明るく、強く、優しくあってほしいと願いを込めました。読者は子どもたちですが、先生方、これから先生になろうとする方々、子どもたちの成長を応援する大人の皆さんにも手に取っていただけたら幸いです」と話している。
定価は1540円(税込)。全国の書店で注文できるほか、アマゾンなどインターネットでも取り扱っている。


