ひだか郷土学の第33回例会が24日、御坊市の塩屋公民館で開催。郷土の歴史と文化を学ぶ会会員で塩屋文化協会会長の溝口善久さん(69)が「出雲との関わり 出雲族 日高へ」をテーマに語った。
島根県の出雲はオオクニヌシノミコトなど多くの神話の伝わる地。溝口さんは6世紀前半までに「出雲王国」ともいうべき体制が整えられたが、6世紀後半にヤマト朝廷の勢力が入り、その後ヤマト政権下になったことなど歴史を説明。「出雲氏族」が紀伊国をはじめ全国各地に移り住んで出雲の地名を残したと話した。
出雲の塩冶(えんや)が塩屋、母利(もり)が森岡、斐伊が比井、揖屋(いや)が熊野など日高地方に伝わる出雲の地名について説明したほか、日高地方で使われる出雲弁「がいな(すごい)」「まくれる(倒れ込む)」「もっけな(びっくりした)」「わやくそ(乱雑)」なども紹介。参加者は「出雲とそんなに縁が深いとは知らなかった」と興味深く聞き入っていた。
12月にも同じテーマで開催を予定しており、問い合わせは溝口さん℡090―3617―3236。


