今年も御坊市花火大会が開催され、多くの見物人が美しい大輪に歓声を上げた。筆者も以前、御坊担当だった時を含めると、取材で行くのはかれこれ13回目。とはいうものの、いまだに花火の写真は難しく、なかなかいいのが撮れない。

 今回は風があまりなかったので打ち上げるたびに上空に煙が滞留。それでも色とりどりの花火に来場者は大喜び。フィナーレの10カ所からのワイドスターマインも煙が多かったが、夜空を埋め尽くすような大輪と音の競演は迫力があった。ちなみに風は北向きに吹いていたため、本部席のある歩行者天国の観覧会場からは煙が邪魔になったが、岩内方面など、対岸からは比較的よく見えたそうだ。いまさらだが、風向きを見越して撮影場所を考えることも必要である。

 そう言えば昔、筆者の地元である日高川町旧美山地区でのやまびこ花火大会でも煙がひどく、一切花火が見えず、音だけしか聞こえないということもあった。その時に比べれば今回の御坊市の花火はまだよかった。花火大会は天候に左右されるイベントで、いい時もあれば悪い時もあるが、だからこそ、値打ちがある。何よりも1200万円という多くの人の寄付で成り立っており、また、地域住民や市職員、打ち上げ会場の草刈りをした建設業者らの努力もあり、毎年花火が楽しめることを大変ありがたく思う。

 最近は夜のドローンショーが各地で話題となり、関西・大阪万博でも毎日開催。花火とドローンショーを組み合わせるイベントもあり、2つの相性は抜群だそうだ。前にも同じようなことを書いたが、ぜひ御坊市の花火大会などでもこういった新しいスタイルを取り入れ、一層の盛り上がりを期待したい。(吉)