バランスを考えながら生ける参加者

 いけばな嵯峨御流和歌山司所主催の「道成寺いけばな体験」が24日、日高川町鐘巻の道成寺で開かれた。

 同寺では今年3月、小野俊成院主の妻、博甫(本名・博美)さんが特別階級の目代の資格を取得したことを記念した「嵯峨御流いけばな展」を開催。今回は小学生から大人まで30人が嵯峨御流のいけばなを体験した。

 小野さんを含め9人の嵯峨御流師範が指導。まず華道芸術学院教授の井川佳甫さん(66)が嵯峨御流の歴史や同流独自の「景色いけ」などについて説明。水盤を大覚寺の大沢池に見立て、「三つ七宝」という形のオアシスを使って大沢池と天神島を表現する花を生けた。花材はひまわり、ピンクのリンドウ、カスミ草、ニューサイランなど。参加者は師範らのアドバイスを受け、慎重にバランスを考えながら形を決めて生けていった。

 柏木ひまりさん(川辺東小2年)は「花が大好きで、家でも花束を作ったりしています。きょうはきちんと習えてうれしい」、上門みのりさん(由良中1年)は「初めての体験。難しいけど、お花をきれいに生けていくのはとても楽しいです」と話していた。完成した作品は持ち帰ることができ、参加者は満足そうに笑顔を見せていた。