本紙ショッピング欄を担当してまもなく1年。私もこの「春秋」を書かせて頂くことになりました。

 これまでも別の媒体でいろいろとコラムや随想を書いてきましたが、総じて感じるのは、その内容を一般的概要としてではなく身近なところから具体的に書くほうが、読み手に実感として理解してもらえるということ。

 例えば人口減少の現状や課題をテーマにする場合、「結婚しない若者が増え、生まれてくる赤ちゃんが減った」「今を生きている人々は年々歳を取り、高齢化が進むばかり」「人手不足で経済活動が滞る事態も」などと書いても、読み手にしては「ふうん」と何か他人事。

 しかし「〇〇さんはまだ独身。〇〇さんも一人モノ。〇〇さんは結婚しているけど、子どもは持たないそう。私の周りでは子どもがいる人のほうが少ないかも」「久しぶりの同窓会、みんな、おじさんおばさんになっていた」「友達と食事に行ったら、お店は混雑。でも店員さんが少なくて、料理が出てくるのも遅いし、会計でも待たされるし」と書けば、「そうそう、あるある」と自分の身の回りのこととして実感できるでしょう。

 読み手がその内容を実感として理解して、さらに興味を持ち考えてみる機会となれば、書き手冥利に尽きるというものです。

 ちなみに自己紹介しますと、私は息子持ちのシングルマザー。昨年50歳になり、人生の後半は好きなことを躊躇せずにやろう! と決めまして、ギター弾きのパートナーと音楽スタジオ「SS studio」を立ち上げました。

 こんな私の世界観で感じる日常の諸々を、身近なところから具体的に書いていきたいと思います。面白がって読んで頂ければ幸いです。(亜)