
御坊市薗、日高看護専門学校(尾﨑文教学校長)は今年度から小中学生を対象とした出前授業に取り組んでおり、21日、印南町の稲原中学校(塩路秀喜校長)で実施した。
稲原中のキャリア教育の一環で、対象は1・2年生各10人の計20人。日高看護専門学校の柳瀬安芸副学校長、森下恵美主任教員が講師として訪れ、看護師の仕事内容ややりがいについて詳しく説明した。
看護師が国家資格であることや具体的な業務内容、「患者の気持ちに寄り添うこと」など心構えについても話し、命を感じられる看護体験として生徒同士で脈拍を測り合った。生徒からは、「体力のいる仕事だなと思った」「自分も看護師のように、誰かを助けられる人になりたい」「感謝の言葉を大事にしたい」などの感想が聞かれた。
日高看護専門学校は「これまで高校生には進路説明会などで話す機会があったのですが、これからは小学校高学年児童や中学生にも看護師の仕事について説明する機会を持ち、将来を考える時の選択肢の一つにしてもらえればと思います」としている。


