
御坊広域行政事務組合が熊野地内で進めていた汚泥再処理センター建設工事がほぼ完了し、9月1日から試運転を開始する。日高地方1市5町(みなべ町除く)のし尿や生活雑排水を処理する既設の御坊クリーンセンターの老朽化に伴い、環境に配慮した最新の処理システムを導入した新施設を整備。試運転を経て本格稼働は来年4月を予定している。
現御坊クリーンセンターはし尿処理の第1施設と管理棟が1988年、浄化槽汚泥専用処理施設が94年に竣工。長年の歳月を経て更新時期が迫っている。新たな施設は鉄筋コンクリート造りで、地上2階地下1階、処理施設や管理棟が一体となっている。建築面積は1522平方㍍で、地下は汚泥の受け入れ槽、貯留槽など、地上1階は脱水機や膜分離装置などの機械関係を配置、2階には事務室、会議室などを設けた。汚泥の処理能力は一日122㌔㍑。
建設工事は2023年5月から、旧施設の隣接地でスタート。今月19日現在、本体建設工事、処理機器の搬入が終了しており、残りの電気配線や施設周辺の舗装も大詰めで、今月末までに終わる。来月1日から機械設備の試運転、水を使っての運転チェックを経て、月末からは実際にし尿などの処理で負荷をかけての運転を行いながら設備を調整し、来年4月から本格稼働。現施設の解体を行い、事業の全体完了は27年3月となる。総事業費は47億7194万9400円。
設計・施工はカナデリア(大阪市、旧日立造船株式会社、桑原道取締役社長)、施工監理は株式会社東和テクノロジー関西支店(大阪市、福永和弘支店長)。


