もうちょっと涼しなってから行こかな。でも、そのころはもう終わりに近いから、駆け込みでいま以上に混むかも…。まだ始まったばかりと思っていた大阪・関西万博。気がつけば開催期間は残り3分の1を切り、先日、葛藤の末に家族と行ってきた。

 まったくのノープランで会場をウロウロしながら、予約なしで入れるところもけっこうあったが、マツコの月曜から夜ふかしで紹介されていたインドネシア館の「予約なしガールズ」に会えなかったのが残念だった。

 共同出展パビリオンの隅っこにあるウクライナブースの列に並んでいると、突然、目の前に高円宮妃久子さまが現れた。驚きで「ひ、ひ、ひさこさま…」と言葉にならない私たちに、近づいて「いまから入られるのですか」とにこやかに声をかけてくださった。

 気さくな笑顔に感激しつつ、再び外のパビリオンに並んでいたら、5人ほど前でスタッフの女性にパーテーションベルトを引かれた。「入れるのはここまで」というのだが、汗だくで並んでいた直後の男性は口をとがらせ抗議していた。たしかに、何もいわず、目も合わさないスタッフの態度はムカついた。

 さすがにあれだけの人混みとなれば、こんなイライラはいくつもあった。しかし、先に旅行会社のバスツアーに参加した80過ぎの男性の話を聞いていたので、今回はそれほどストレスを感じなかった。

 「色の白い人とか、色の黒い人とか、いろんな人がおってな。ちっちゃな子どももわしみたいな年寄りも、目の前におる人がみんな笑てんのよ。行ってほんまによかった」。なにごとも心持ち一つ。パビリオンだけでなく、世界中から笑顔が集まる万博、まだの方はぜひ。(静)