御坊署管内で、駐車場内の交通事故が増えている。7月末現在の発生件数(速報値)は238件で昨年同期と比べて約3割増加。幸い人身は発生していないが、駐車区画へ入れるときやバック時が目立ち、同署が注意を呼びかけている。

 同署によると、管内今年7月末までの物損事故は750件で昨年同期比54件増。うち駐車場内は238件で52件、約28%の大幅増となっている。人身事故は28件で6件減少している一方、人身と物損を合わせた事故総数は778件で48件増えており、駐車場内での事故は約3割を占めている。

 県内の物損事故は1万5127件(352件増)で、うち駐車場4325件(122件増)。駐車場内の増加分は約半数を御坊署が押し上げている。

 多発しているのは駐車区画へ入れるときやバック走行時に駐車車両へぶつける事故。ドア開けやアクセルとブレーキの踏み間違いも発生しているという。

 同署は店舗の協力でパトカーを駐車場内に止めての駐留監視を実施。赤色灯を回転させたり、マイクで呼びかけたりし、注意を促している。事故増加で街頭啓発も実施。2日には御坊市のオークワロマンシティ御坊店で「駐車場の事故多発」「事故を起こさないためにも駐車枠探しに気を取られず、安全確認やバック駐車を心がけてください」と記したチラシ入りのポケットティッシュを配った。

 交通課の根岸優之課長によると、駐車場内は道路と違って人と車が入り交じり、来場時は駐車スペースを探しながらの運転。秩序はマナーと良識に委ねられる部分が多く、「『駐車場は事故が起きやすい場所』と認識してもらい、駐車場内も車や人に十分注意してください。要因の大半は安全確認不足。駐車するときは左右・後方確認やハンドルなど複雑な操作が多くあります。焦らず落ち着いて、一つひとつ注意すべきポイントを確認しながら駐車しましょう。特にバック走行時は注意」と呼びかけている。