プロ野球、ロッテのドラフト1位ルーキー、日高川町出身の西川史礁が30日の楽天との15回戦(ZOZOマリン)で、待望のプロ第1号を放った。不振で二度のファーム落ちを経験したが、6月13日の再昇格後は主に5番を任され、30日までの30試合で打率は3割4分8厘をマーク。勝負強さを買われて初めて4番に座ったこの日、第2打席で大きく弧を描いた打球が左翼席に飛び込んだ。

初の4番に座り、待望のプロ第1号を放った西川選手(球団ホームページより)

 西川は今季、ソフトバンクとの開幕戦に1番左翼でスタメン起用され、攻守の活躍でいきなりヒーローとなったが、その後は思うように結果を出せず、二度の二軍落ちを経験。6月14日の交流戦(対ヤクルト)で1軍に復帰し、21日のDeNA戦で5番に起用された。交流戦明けからは3番安田、4番山本、5番西川のクリーンアップが固定され、7月19日からは6試合連続安打と調子を上げ、30日には出場55試合目にして初の4番に抜てきされた。

 プロ初アーチは202打席目となる4回の第2打席、楽天の先発岸にフルカウントからファウルで6球粘り、12球目の低めのスライダーをすくい上げるように捉えた。高く舞い上がった打球は日高川町出身で青山学院大の1つ上の先輩、中島大輔選手の頭上を越えてホームランラグーン(テラス席)へ。雄たけびを上げて本拠地のダイヤモンドを一周し、試合後、「何とか塁に出よう、思い切り振り抜こうと思っていました。素直にうれしいです」と笑顔をみせた。

 6回の第3打席には左中間への二塁打も放ち、試合は敗れたものの、スタンドのファンは「イッツ・ミショー(史礁)タイム」に大興奮。一時は1割台まで落ち込んだ打率もこの日で2割7分2厘まで上昇し、入団時に「日本の4番になりたい」と語った22歳がまた一つ、階段を上った。