参院選投開票から10日経つが、躍進した国民民主や参政党の党首の発言に注目が集まったり、石破首相の続投、どことどこの党が手を組むのか、次の首相はだれになるのか、政界へ関心はさらに高まっている。政治家が、政局が国民の関心を集めるのはいいこと。ここまで注目度が高まっている要因の一つは、テレビ、新聞だけでなく、選挙期間も含めてやはりSNSの影響が大きいだろう。若者層や中年層へのアプローチ力は今や絶大だ。落選した候補者が街頭での演説を続け、SNSで発信しているのを見ると、有効な使い方だと感心する。
メディアリテラシー、ファクトチェックという言葉も、参院選を通じて一般的になったように感じる。以前から言われていたことだが、とくに昨年の兵庫県知事選以降よく耳にするようになったのではないか。SNSも主戦場の一つとまでいわれるようになった参院選ではなおさら求められた。手軽に情報を手に入れられる半面、露骨に人を批判、おとしめるような動画を見ていると嫌な気分になるし、情報の真偽を確かめるには知識も必要。SNSに限らず、情報を発信する側も受ける側も今後一層、メディアリテラシーを養うことが求められるのはいうまでもない。
さて、日高地方では印南町議会議員選挙の告示が6日後に迫っている。現時点で定数割れの状態で、参院選のような盛り上がりはまったくみられない。春以降、県議補選、参院選と激しい選挙が続き、陰に隠れたというタイミングの悪さもあったのか。解決策が思いつくわけではないが、なり手不足は、人口減、少子高齢化が進む地方行政、地方議会の大きな課題の一つだろう。(片)


