新しく導入、訓練で使用される救助ボート(24日、小浦漁港)

 日高広域消防は新しく、破れたり穴が開いたりしても空気が漏れず沈まないレスキューボートを導入した。

 船体の底部や側面に、空気ではなく水をほとんど吸収しない樹脂素材の硬質ウレタンが注入されたボート。衝撃に強く、岩場や浅瀬のほか、自然災害でがれきが浮遊、散乱する厳しい環境下でも救助救出活動ができる。

 15日に運用開始。現場使用がない中、24日に日高町の小浦漁港で初めての実践訓練を行った。

 同消防の水難出動は昨年6件(海5、川1)、今年は7月25日までで3件(海2、川1)。尾﨑行雄署長は「近年、災害の危険を及ぼす大雨、それに伴う土砂災害の発生回数が増加し、南海トラフ地震による大津波の懸念など、自然災害の頻発化、激甚化の傾向が続く状況下で、今回のウレタン救助ボートが災害現場で生かせる」と話している。