新人7人乱立の参議院議員選挙和歌山選挙区は各陣営が県内各地で街宣を行っており、日高地方でも保守分裂戦を演じる無所属の望月良男候補(53)が公示日の3日、自民党の二階伸康候補(47)が翌4日、御坊市で相次いで出陣式を行い、必勝を期して気勢を上げた。望月候補は「希望ある未来へ」、二階候補は「地方の声を国政に反映」などと、熱弁をふるった。


今回の参院選で望月候補は世耕弘成衆議院議員の支援を受けており、事実上、二階候補と世耕氏が出馬した昨年秋の衆院戦と同じ保守分裂戦の構図。望月候補はその世耕氏が長年座った参院の議席を引き継げるのか、衆院選で父俊博氏の議席を守れなかった二階候補が再挑戦で雪辱を果たせるのか、注目が集まっている。
望月陣営は公示日の3日、湯川町小松原の事務所で御坊・日高の出陣式を行い、集まった支持者らを前に地元企業で大洋化学顧問の上西一永さん、周辺市町の議会議員や女性部の代表、友人でパティシエの鎧塚俊彦さんがあいさつ。望月氏は一人ひとりと握手した後、「和歌山の政治にないのは希望。政治には希望がなかったらあかん」と訴えたうえで、「産業を磨き、利益、所得を上げ、その財源を持って政策を打つ。そんな未来に希望を持って一歩ずつ進んでいく。先頭を切り開いていくのが政治。地域で暮らす皆さんの声に耳を傾け、思いを馳せ、考えて政策を打ち出す。世耕先生と連携しながら、希望ある未来へ政治を変える。残りの人生、和歌山、日本のために命を捧げる覚悟」と力を込め、妻亜紀さん(52)らと並び「走れもちづきコール」で気勢を上げた。
二階陣営は島の選挙事務所で出陣式を行い、支持者ら約500人(主催者発表)が参集。市新風会の高垣太郎会長は「即戦力で仕事ができるのは二階伸康君だけ。どうか押し上げていただきたい」とあいさつ。自民党県連の石田真敏会長と中村裕一幹事長、玄素彰人県議らも支援を訴えた。二階氏は衆院落選で自身のふがいなさを悔やみ、今回の参院選の出馬を自問自答していた時に故岸本周平知事や父俊博氏に励まされたことを紹介し、「御坊・日高で皆さんが育て、つくり上げた国政へのパイプを何とか維持したい。地方の声を国政に届けるためどうか力を貸してください」と声を振り絞り、白浜町のパンダについては県にとって地域経済の活性化に欠かせない存在だと指摘、「繁殖研究の再開に全力を尽くす。一方でパンダに頼らない観光にも力を入れたい」と述べた。


