オンライン教育に関する契約書を手に甲斐校長㊧と山田社長

 日高川町和佐の和歌山南陵高校(甲斐三樹彦校長)は、2学期から全国の学校で初めてとなるAIを活用したオンライン授業を導入する。オンライン指導で国内最大の実績を誇る「オンラインのメガスタ」を運営する株式会社バンザン(本社・東京、山田博史代表取締役社長)と連携した取り組み。

 両者は3日、オンライン授業に関する契約を締結。バンザンはオンライン事業教育などを手がけ、約4万人の教師が在籍している。

 南陵のオンライン授業は週3、4回程度の予定。希望する授業内容と合わせ、都内の教師とオンラインで結び、パソコン画面を共有する。授業ではAIがモニターを通じ、生徒の表情からモチベーションや理解度などをチェック。南陵の教員が教壇に立った場合もAIが教員の説明力や言葉遣いを評価し、教育の質の向上につなげる。

 同校は現在、1年生13人、2年生1人の計14人。教員10人と非常勤教員20人が在籍しているが、今後、生徒が増えてくると、現状の教員数では不足することが考えられ、教員不足の解消にもなるという。

 甲斐校長は「教育の可視化やレベルアップが図られ、保護者に対する信頼にもつながる。教員不足は他の学校でもあり得る。南陵がモデル校として今後の教育の指針となれれば」、山田社長は「生徒の学力アップ、将来への可能性を引き出していきたい。都会と地方の格差をなくし、地方創生にも役立てれば」と意気込みを述べた。