第27回参議院議員選挙はきょう3日公示され、20日の投開票まで17日間の舌戦がスタートする。

 和歌山選挙区(改選数1)では自民党の二階伸康氏(47)、日本維新の会の浦平美博氏(53)、共産党の前久氏(69)、参政党の林元政子氏(51)、NHK党の本間奈々氏(56)、無所属の末吉亜矢氏(54)、無所属の望月良男氏(53)の新人7人が出馬を予定。過去最多だった1947年4月の第1回選挙の6人を上回る乱立となる。

 和歌山県では昨年10月の衆議院議員選挙で自民党元幹事長の二階俊博氏が引退したあとの2区に、三男の伸康氏が立候補。さらに参議院議員だった元自民党の世耕弘成氏が無所属でくら替え出馬して、保守分裂の戦いとなり、世耕氏が勝利した経緯がある。今回の参院選に向けては、自民党公認を巡って県連拡大役員会で伸康氏と望月氏の投票が行われ、伸康氏の公認が決定。両者が結果にかかわらず公認候補を支援する旨の誓約書を書いて、昨年の衆院選での保守分裂の二の舞を回避する狙いだったが、望月氏が「熟慮に熟慮を重ね、活力あふれる国、県になる一翼を担えるという志が勝った」などとし、立候補を表明。望月氏は世耕氏の支援を受けており、事実上、昨秋の衆院選と同様の保守分裂戦となっている。

 一方、野党の足並みも乱れており、それぞれ候補者を擁立していた立憲民主党と維新が、党本部の方針で候補者を一本化して、立民が村上賀厚氏の擁立を取り下げ、維新の浦平氏が出馬することに決定。しかし、立民県連は党本部の方針に不満を表し、「維新を応援する可能性は0%」と断言している。また、共産党は立民の村上氏が無所属で出馬する場合、支援する準備があったが、村上氏が出ないため、独自候補として前氏を擁立。野党も票が分散する戦いとなる。

 各陣営の3日の出陣式、第一声はいずれも和歌山市内で予定している。