御坊市のひだか病院は4日から、透析治療を一時中止する。透析医療に関わる腎臓内科専門医師の人員確保が困難な状況となり、安全で質の高い透析医療が継続できないと判断。同病院では「地域の皆さまには多大なご心配とご不便をおかけしますが、今後も常勤の専門医確保に努め、透析治療の再開を目指します」と理解を求めている。
透析治療は腎臓の機能が低下または失われた際に、血液を体外に取り出して浄化し、再び体内に戻す治療法で、週に数回、医療機関に通院する必要があるが、全国的に専門医の不足が深刻化している。
ひだか病院では1975年4月から透析治療を行っており、2013年10月からは常勤の専門医が不在となり、非常勤の専門医の協力を得て週3回の透析治療を行っている。医師体制が不安定な中で地域の透析医療を守るため、県立医科大学にも常勤の専門医の派遣を求めてきたが確保できず、今年6月からは2人だった非常勤医師も1人となり、これ以上安全な医療提供を続けるのが困難となった。
同病院で透析治療を受けていた患者は数人いたが、すでに他の医療機関での治療を案内し、理解も得ている。透析治療は一時中止するが、腎外来は継続。また、他病院での透析治療中の患者がひだか病院での専門診療を希望する場合はあらかじめ各診療科へ問い合わせること。ただし、循環器内科については治療上、緊急を要する対応が発生する場合があるため、同病院での診療は原則受け入れない。
透析治療の一時中止に関する問い合わせは患者支援センター℡0738―24―1786。


