
第6回わんぱく相撲県大会(わんぱく相撲和歌山県協議会主催)が22日、御坊市立相撲場で開かれ、和田小学校の中西幸誠君が5年生の部で優勝した。8月10日に東京のひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)で開催される全国大会に2年連続の出場を決めた。
県内の御坊、和歌山、有田の各青年会議所が主催した地区大会(県予選)で優勝した小学4~6年の男子優勝者が出場し、御坊、和歌山、有田の代表3人の巴戦を行った。2連勝すれば優勝で、その時点で残った2人が2位決定戦を行うルール。優勝者と準優勝者には全国大会の出場権が与えられた。
中西君は初戦で和歌山の代表に下手ひねりを決めると、2戦目も有田の代表を突き落としで破った。中西君は昨年の県大会で準優勝。全国は初戦は勝ったが、2回戦で惜しくも敗れた。「今回の県大会は思い通りの相撲ができたと思います。全国では昨年以上の成績を残し、優勝を目指して頑張りたい」と意気込みを語った。
ほか、御坊から出場した4年生の部の池口聡君(塩屋小)、6年生の部の津村輝君(野口小)は3位に終わり、惜しくも全国出場はならなかった。
開会式では津村君が「相撲精神にのっとり、正々堂々と戦います」と選手宣誓。御坊青年会議所の市川朋和理事長が「勝ち負けだけにこだわるのではなく、相手に対する敬意を持ってもらいたい。全力で戦い抜いた経験は大きな力になる」とあいさつした。