日本一の梅の産地みなべ町ではブランドの南高梅の収穫がまっさかり。筆者は今年もわずかな時間ながら、友達の園地で梅拾いの手伝いをしている。一気に気温が上がり、厳しい暑さの中での作業は大変だが、今年初めてファン付作業着を着て収穫した。体感温度は断然やわらいだように感じた。水分や塩分補給を含め、熱中症対策は命を守るための対策であり、安全に作業するために重要なポイントになる、そんなことを意識しなければならない季節が到来した。
いままで真夏に開催していたイベントを、まだ暑さもましな6月に前倒ししているという全国的なニュースをよく見るようになった。スポーツの大会や子どものイベントもしかり、主催者側としては暑さ対策は今後も年々悩みどころになっていくのだろう。
今年6月1日施行の改正労働安全衛生規則で、各事業所に従業員への熱中症対策が義務付けられた。現場での暑さ指数の低減、休憩場所の整備、通気性のよい服装を着用させるなどが盛り込まれている。社員を守ることが強く求められているということだ。
これを受け、印南町はいち早く取り組みをスタートさせる。熱中症予防対策として、全職員にファン付作業着を支給する。関連予算を盛り込んだ補正予算が6月議会定例会で可決された。規則を広く周知し、ほかの事業所に率先して対策を取るのは行政としての責務の一つだし、職員の安全を守るのも大切なことだと思う。加えるなら、職員にとどまらず、子どもの安全な登下校を見守ってくれているセーフティーガードや交通指導員らボランティア、消防団員らにも支給してはどうだろうか。いい取り組みはどんどん広めるべきだ。(片)


