御坊市の宮子姫にちなんだ純米酒「MIYAKO」が7月4日、市内の酒屋などで発売される。地域活性化の材料に活用してもらおうと、地元多業種の有志が昨年から準備。原料となる酒米には市内で栽培された「五百万石」を使って吟醸酒レベルの味わいに仕上げており、新たな地域酒として親しまれそうだ。

今回の純米酒の開発に向けては昨年10月、MIYAKO製作委員会を設置しており、行政書士や飲食店、住宅建築、呉服店、酒屋、仏壇店、移住者など多彩な顔ぶれで組織。地域内で宮子姫の認識を深めてもらい、観光客の土産や、市ふるさと納税の返礼品を創出するのが目的だ。
酒造は海南市黒江の株式会社名手酒造に依頼し、御坊市での栽培に適しているとみられる五百万石を採用。地元農家の協力を得て藤田町吉田の通称てんじの田で昨年4月から作付けし、順調に生育、収穫された。メンバーの一部は2015年に酒米の日本晴を使った「日高桜」を発売した経験があり、今回は流通経路の確保などの反省点も生かして取り組んできた。
MIYAKOはすっきりとした軽快な味わい。純米酒、精米歩合60%、アルコール度数16・5%、1本720㍉㍑。無ろ過生原酒500本、火入れ原酒1300本の計1800本を生産。価格は税込みで無ろ過生原酒1870円、火入れ原酒1800円。ラベルの2次元コードから宮子姫伝説が見られる。
市内販売店はいそよしみのり屋、曽根酒店名田店、曽根酒店日高店、丸仁商店、ワインショップカタヤマ、ユカワ酒店。広川町のスターフィールド(℡080―9814―0761)でも取り扱う。希望者は電話予約すること。
今後はMIYAKOを使ったスイーツの開発なども考えており、メンバーは「地域でつくったお酒を親しんで飲んでいただければ光栄です。人気があれば来年も販売したい」と話している。
30日発売記念パーティーも 発売記念パーティーは30日午後6時半から、御坊商工会館で開かれる。会費5000円。軽食付きで土産にMIYAKOを1本進呈。事前予約は岡本恒男事務所℡0738―23―1633まで。


