
ミートボールなどを手がける石井食品株式会社(本社・千葉県)が、由良町産のニンニクを使ったハンバーグを開発した。日本各地で手間ひまかけて育てられた食材を、無添加調理(同社の製造過程で食品添加物を使用しない)で商品化する「地域と旬」シリーズの一環。来年の全国販売に向け、7月上旬から御坊市内のスーパーなどでテスト販売を始める。
同社は「イシイのミートボール」で知られ、2016年から「地域と旬」事業を展開。これまで滋賀県産キャベツや愛知県産タマネギなどを使い、ハンバーグを中心とした商品を開発し、各食材の旬に合わせて全国のスーパーで販売している。
新たな食材を探す中で由良町のニンニクに注目し、昨年から商品開発を進めるとともに、生産者を訪問したり、仕入れルートを確保したりして準備を進めてきた。テスト販売するのは、鶏肉ベースに由良産ニンニクのペーストなどを加えたハンバーグで、「和風醤油ソース」と「トマトソース」の2種類。子どもにも安心して食べられるよう食品添加物は使わず、ニンニクの風味も食べやすいように配合を調整している。5月に町内の小学生を対象に実施した試食会でも好評だった。
テスト販売は県内のスーパー「松源」の各店舗で実施し、アンケート結果などをもとに1種類を選定。来年5月から7月のニンニクの旬に合わせて全国販売を予定している。税抜き価格は240円。
同社は「『由良町のにんにく』の文字が入った商品を全国で販売することで知名度が高まり、生産量の拡大や地域の雇用創出につながれば」としており、今後は町での食育や防災への取り組みも検討していくという。


