大谷翔平が16日のパドレス戦で先発し、2季ぶりに二刀流が復活した。1イニングを投げて2安打1失点。球速は最高161㌔と長いブランクを感じさせず、その躍動に日米のファンが釘づけとなった。
今季は打撃も好調。17日時点で打率3割、本塁打は25本でリーグトップを独走しており、14日のジャイアンツ戦では2本塁打、メジャー8年目で節目となる通算250号に到達した。
大谷のすごさはなんといってもパワー。推定飛距離150㍍超の超特大弾、160㌔超の直球と変化球で築く三振の山には米国人の実況も言葉が見つからず、「顔を洗って出直せ」をグーグル翻訳し、「ドコカニイッテ、ハヲミガク!」と謎の日本語を叫んでいた。
日本でもスラッガーと呼ばれる強打者の本塁打は気持ちがいい。巨人の岡本、ヤクルトの村上、ソフトバンクの山川らは打球が美しい放物線を描き、その確かな手ごたえに走り出すことなく、ゆっくりと一塁へ向かう。
いわゆる「確信歩き」と呼ばれる強打者だけに許された特権。野球が好きでない人にはピンとこないかもしれないが、勝負どころの一発にこれをやられると、敵味方を問わず、野球ファンはそのかっこよさに酔いしれる。
前置きが長くなったが、先日、わが栄光の阪神タイガースの主砲、サトテルの確信歩きは別の意味でしびれた。延長11回に放った大飛球はだれもが本塁打を確信したが、まさかの失速でフェンス直撃。結果は2塁へも行けない単打で、フリのきいたボケになってしまった。
それでもキング争いは12球団トップ。おいおい、マジか。虎党は5年目の大化けに胸が高鳴るも、失速を恐れて口にできない。(静)


