県内の消防隊員が訓練の成果を競う第53回県消防救助技術会が13日、陸上7種目に県内17消防本部が参加して和歌山市の県消防学校で開かれ、日高広域勢が2種目で優勝。ロープブリッジ渡過を大江晴也消防士(25)=由良町=、ほふく救出を林大記士長(27)=みなべ町=、湯川晃生副士長(25)=日高町=、垣内大成副士長(27)=同=のチームが制し、ともに8月30日に兵庫県三木市で開催される全国大会出場を決めた。

ロープブリッジ渡過を制した大江消防士㊧とほふく救出優勝の(左2人目から)林士長、湯川、垣内両副士長

 ほふく救出は3人1組で、1人が空気呼吸器を着装して長さ8㍍の煙道内を検索し、要救助者を屋外に救出した後、2人で安全地点まで搬送。ロープブリッジ渡過は、水平に展張されたロープ20㍍(往復40㍍)を往路はうつ伏せのセイラー渡過、復路は仰向けのモンキー渡過する。いずれも安全確実性と所要時間を競い、1位のみ全国大会進出。全ての作業を正確に行っての減点なしが入賞の条件となる。

 ロープブリッジ渡過は11人が出場。大江消防士は入賞7人を含めて全隊員中最速、2位と0・37秒差の20秒46秒をマークした。3年目の挑戦で、3月から練習の回数をこなす中でタイムを短縮し、「アドバイスくださった上司、先輩や一緒に励んだ仲間のおかげ」と感謝。全国大会へ「楽しみ。トップレベルを肌で感じ、吸収して帰ってきたい。目標は自己ベスト(18秒台)更新」と話している。

 ほふく救出は24チームが出場。優勝した日高広域Aチームは林士長が補助者、湯川副士長が救助者、垣内副士長が要救助者で、入賞8チームを含めて全チーム中最速、2位を0・14秒上回る42秒42を記録した。3年前に続いて同じメンバーで優勝。3人は「支えてくれた周りの職員に感謝したい」と笑顔。2回目の全国大会へ「3年前は減点もあったのでリベンジ。前回の39秒台を上回り、減点なしで上位入賞したい」と抱負を語った。

 このほか、日高広域から3種目で2人と2組が入賞。ロープブリッジ渡過で滝本塁貴副士長、中野偉心消防士、ほふく救出で永井開士長と柳田金次朗、中野偉心の両消防士チーム、ロープ応用登はんで武内庸記士長・石井太基副士長組が健闘した。