
共産党県委員会は11日、夏の参院選和歌山選挙区(改選数1)に、新人で県副委員長の前久氏(69)を公認候補として擁立すると発表した。同選挙区には自民党の二階伸康氏(47)、日本維新の会の浦平美博氏(53)、参政党の林元政子氏(51)、無所属の望月良男氏(53)、無所属の末吉亜矢氏(54)、NHK党の本間奈々氏(56)の6新人がすでに立候補を表明。前氏が7人目となり、過去最多だった1947年4月の第1回選挙の6人を上回る乱立となる。
前氏は古座川町出身で、南九州大学園芸学部卒業。86年に党県委員会に入り、過去には92年、95年、2022年の参院選に同選挙区から出馬したが、いずれも落選。今回が4回目の挑戦となる。
同日、前氏は県庁で会見。公約などを説明し、物価高対策については「暮らしを助ける政治へと大きな転換を図りたい」と強調。消費税については税率5%への引き下げを提案し、財源に関しては国債ではなく、企業や富裕層への適正な課税、軍事費の削減を挙げた。インボイス制度の撤回、賃金アップの実現、憲法9条を守ることも訴えた。
党県委員長の下角力氏によると、立候補を取りやめた立憲民主党の村上賀厚氏が無所属で出馬する場合は野党統一候補としての支援を検討していたが、出馬しないとの意向を受けて党独自での擁立に踏み切った。


