御坊署は3日、日高川町の70代女性が警察官等をかたった特殊詐欺で現金4080万円をだまし取られたと発表した。
調べによると、今年2月26日、女性の携帯電話に検察官をかたる男から「あなたは東京で携帯をつくって中高生に薬物を売った」「あなた名義の通帳が暴力団に渡り、報酬を受け取った容疑がかかっている」「この容疑を晴らすためにはお金を渡してもらい、そのお金の動きを調べなければならない」などと言われ、その話を信じてしまった女性は相手の指示に従って、ATMから複数回に分けて現金合計2200万円を引き出したうえ、警察官をかたる男に報告。3月21日、検察官をかたる男から現金を自宅の外の花壇に置いておくように、また、電話をつないだままにして外に出ないように指示され、ポリ袋に入れた現金2200万円を花壇に置いたところ何者かに回収された。
その後さらに相手の男の指示に従って、ATMから複数回に分けて現金合計1880万円を引き出し、4月24日、前回と同じように指示されて紙袋に入れた現金1880万円を花壇に置いたところ何者かに回収された。5月13日、男から「あなたの嫌疑は晴れた」と言われ、返金手続きを待っていたが、相手と連絡が取れなくなったことから、不審に思って6月3日に同署に相談した。
御坊署は特殊詐欺事件として捜査。「警察官が『資金調査』などを理由にお金を振り込ませたり、回収したりすることは絶対にありません。そのような電話や見ず知らずの人からお金の話があれば詐欺を疑い、特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル(0120―508―878)や御坊署(℡0738―23―0110)に相談してください」と呼びかけている。


