御坊署は29日、由良町の50代の男性がSNSを使った投資詐欺で暗号資産400万円相当をだまし取られたと発表した。

 調べによると、今月20日、男性がネットで投資に関するバナー広告を見つけ、クリックして名前や電話番号の個人情報を入力したところ、投資会社の社員を名乗る外国人らしき男から電話があり、「投資サイトで指示通りにすれば儲かる」と言われた。信じた男性は指示通りにチャットアプリをタブレットにインストール。画面を共有しながら指示されるまま、所有していた1300万円相当の株式を売却して資金の準備をした。

 その後、20日から23日までの4日間、計400万円分の暗号資産を購入し、男に指定されたアドレス宛てに送金。アプリ上で利益が出ていたため、続けて24日、さらに暗号資産を購入しようとしたところ、利用していた金融機関の職員から「出金理由は何ですか。詐欺の可能性があるので警察に相談してください」と言われ、不安になって400万円分の暗号資産を返還するよう求めると、「残り900万円を投資しないと引き出せない」と言われたことから、不審に思って被害を届け出た。

 御坊署管内で確認された今年の特殊詐欺とSNS型投資詐欺被害は2件目で、同署は捜査を進めるとともに、見知らぬ人から「友達申請」や「必ずもうかる」といった内容を電話やメール、SNSで受けたときは、特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル(0120―508―878)や同署(℡0738―23―0110)へ相談するよう呼びかけている。