新たに開設したポータルサイト 「わかやま保育のひろば」

 県社会福祉協議会の県保育士・保育所支援センターは、県内の保育に関する情報を総合的に入手できるポータルサイト「わかやま保育のひろば」を開設した。保育士の仕事、保育士や放課後学童支援員になる方法、県内の施設の紹介のほか、ICT(情報通信技術)の活用、働き方改革など現場取材を基にした保育士目線の理想の職場づくりの取り組みも。保育士の仕事に興味、関心のある人の活用を呼びかけている。

 県社協は福祉、介護、保育の仕事への就職、転職支援に力を入れており、ハローワークでの出張相談、オンライン相談、福祉・介護の職場見学、福祉の職場体験などを随時、受け付けている。ハローワーク御坊での出張相談は奇数月の第3水曜、今月は21日午前10時から正午まで開設する。

 ポータルサイトは、▽保育士になりたい▽和歌山の保育を知りたい▽放課後児童支援員になりたい▽和歌山の放課後児童クラブを知りたい▽県保育士・保育所支援センター――の5つのコンテンツで構成。保育士になりたいでは、保育士の一日の仕事、保育士になるための資格取得までの流れ、保育士になれる学校、修学・就職のための貸付制度など。和歌山の保育を知りたいでは、県内の保育施設を種別、運営別、エリア別に検索でき、和歌山信愛大学の学生との協働で作成した保育の魅力を紹介する動画(実際に働いている保育士へのインタビューなど)も閲覧できる。また、保育士目線の理想職場づくりとして、各施設で進むICTシステムの活用、やりがいを感じる保育、保育の働き方改革など、現場の生の声が届く具体的な事例の紹介もある。

 県社協保育士・保育所支援センターの西浦由樹子さんは、「和歌山信愛大学の学生さんの協力で、とても見やすく充実した内容のサイトができました。あなたの知りたい『わかやまの保育』がわかります。ぜひご活用ください」と話している。