会見で 「だれもが明るく心配なく暮らせる和歌山の実現へ」 と松坂氏

 岸本周平知事の死去に伴い15日告示、6月1日投開票される知事選挙に向け共産党は8日、党公認で新人松坂美知子氏(68)=和歌山市=を擁立すると発表した。先月28日には宮﨑泉副知事(66)=和歌山市=が無所属での立候補を表明。現時点ではこの両氏の一騎打ちの公算が大きくなっている。

 松坂氏は1979年、お茶の水女子大学文教育学部卒業、河合楽器製作所体育研究室勤務、茨城県稲敷市議、和歌山市議などを経て、2017年から共産党和歌山県委員となり、現在は党県副委員長を務める。22年の前回知事選にも立候補しており、今回は「自民党主導の候補者に県政を白紙委任できない」と出馬を決意。「だれもが明るく、心配なく暮らせる和歌山」をキャッチフレーズに、「県民の暮らしは物価高騰で本当に大変な状況。暮らしを助ける県政を目指したい」と意欲をみせた。

 岸本氏については学校給食無償化やこども食堂の拡充などの取り組みを評価しつつ、「病院のベッド数減少など、自民党のいいなりの部分があり、県民の命と暮らしを守る上で、あかん部分は変えていきたい」。南紀熊野白浜リゾート空港の特定利用空港指定の撤回、消費税一律5%への引き下げ、学力テスト中心の教育の改革なども訴えた。

 先月15日の岸本氏の急逝からわずか1カ月後に告示を迎える短期決戦。自民党県連は候補者擁立を急ぎ、宮﨑氏の推薦を決定。これを受け宮﨑氏は岸本県政の継承を掲げ、一番手で名乗りを上げた。前回知事選で岸本氏を推薦した時と同様、国民民主党や立憲民主党、社民党県連、県町村会も7日までに宮﨑氏の推薦を決定した。前回選挙は岸本氏、松坂氏、無所属新人本間奈々氏の三つどもえとなった。