
現職の辞職で知事選と同日行われる県議会議員日高郡選挙区補欠選挙(欠員1)=23日告示、6月1日投開票=へ7日、東大出身で美浜町の三尾に移住したまちづくり団体代表の岩永淳志さん(26)が立候補を表明した。同補選では初名乗り。三尾での生活や経験をもとに課題解決へ決意。第1次産業や教育の振興に取り組みたいと力を込めた。
岩永さんは大阪府池田市生まれ、東京育ちで、東京大学経済学部3年のとき1年間休学し、三尾で過ごした後、同大学卒業、同大学大学院農学生命科学研究科に進んだ2023年に三尾の古民家を購入、移住。NPO法人日ノ岬・アメリカ村の理事を務め、現在はまちづくり団体の一般社団法人Kii―Labの代表理事を務めている。
自宅前で会見した岩永さんは、三尾での6年間を通して「地域の課題が個人や地区、町の努力ではどうにもならなくなっている」としたうえで、三尾や美浜町、日高郡の人口減少を指摘し、「当事者の一人として直面しているさまざまな困難に対し、一つひとつの課題を解決するための仕組みづくりに、若い世代が積極的に参加できる形にしていかなければならないと思い、和歌山の住民の皆さんのために、政治を志そうと決意した」と動機を語った。
県議について「県政を各地域の住民に分かりやすく伝え、住民が何に困っているかを県政に届けていくのが役割」とし、「いままでの県議さんの尽力で日高郡も豊かで暮らしやすい環境になっているが、これまでの形ではどうにもできない危機に陥っており、どうにもならない課題が現れている」と強調。「私の若さと、東京からこの地域が大好きでやってきて、地域の人たちと一つひとつの課題解決に努めてきた経験をもって、新しい県議会議員の形を提示したい」と抱負を述べた。
課題解決への取り組みとして第1次産業の振興や教育を挙げ、「政治経験はないし、選挙戦になるかわからないが、SNSを駆使しながら、それでも一人ひとり多くの人に会って自分自身のことや思いを伝えたい」。「応援してくれる人の中には政治に関わりがなかった人もいる。そんなように、これをきっかけに一人でも政治に興味を持ってもらいたい」と意気込みを示した。


