
日高川のアユ漁が今年も1日解禁し、太公望が約半年ぶりに日本伝統漁法の友釣りを楽しんだ。
川は濁りもなく平水(平常時の水かさ)で、コンディションは上々。県内や京阪神などから訪れた釣り人が朝から川に入り、10㍍近くの長竿を手に次々と釣り上げる姿がみられた。中には午前中で10匹以上の釣果も。大きさは15㌢前後で、解禁日としてはまずまずのサイズ。今後、水温の上昇に伴ってアユの活性が上がり、夏場にかけてシーズン本番を迎える。
釣り具メーカーシマノの契約アングラーで、アユ釣りの4大メーカー(シマノ、ダイワ、がまかつ、オーナー)が主催する各大会全てで優勝経験がある小澤剛さん(54)=愛知県=も訪れ、田辺市龍神村龍神地内に釣行。開始早々から釣り上げ、「日高川は好きな川で、毎年シーズンは日高川からスタートしています」と笑顔で話していた。