記者会見を行う浦平氏㊨と岩谷幹事長(和歌山市で)

 日本維新の会は19日、今夏の参院選和歌山選挙区(改選数1)に新人で県議の浦平美博氏(53)の擁立を発表した。同選挙区には立憲民主党新人でコンサルティング会社経営の村上賀厚氏(65)がすでに立候補を表明。維新は野党候補の一本化に向けた予備選の実施を提案するとしており、両党の協議が注目される。

 浦平氏は県立和歌山北高校、国士舘大学卒。公立高校教諭や知的障害者福祉工場での就労支援の指導員、和歌山市議2期などを経て、2023年4月の県議選で当選し、現在1期目。党県総支部幹事長を務めている。

 19日、和歌山市の党県総支部で記者会見を行い、「社会保険料が上がり、物価高をダイレクトに感じる中、税の問題、お金が回らない状況を前に進めていきたい。本当に今の政治で良いのか、一石を投じたい」と決意を述べた。

 参院和歌山選挙区では長年、自民が議席を独占し、今回は自民新人の二階伸康氏(47)と、党内の候補者選考で二階氏に敗れた無所属新人で元有田市長の望月良男氏(53)がともに立候補を表明する保守分裂の様相となっている。

 岩谷良平幹事長は「県民もへきえきしているのではないか。国民のためではなく、自分たちの縄張り争い、権力争いの中で、和歌山を政争の具にしている」と批判。勝利に向けて政策論で野党候補を一本化する予備選を行うべく、「立憲民主党さんに応えていただきたい」と話した。

 和歌山選挙区にはこのほか、参政党新人で訪問看護会社役員の林元政子氏(51)、無所属新人で不動産会社経営の末吉亜矢氏(54)が立候補を表明している。