日高高校は、2024年度卒業生の進路状況をまとめた。国公立大学への現役合格者は、卒業生229人のうち43人で、合格率は18・8%となった。

 前年度の21・6%からは低下したものの、ほぼ同水準を維持している。これまで一般選抜での合格者が多かったが、今回は総合型選抜と学校推薦型選抜での合格者が過去最多の23人となり、一般選抜(20人)を初めて上回った。

 総合型や学校推薦型では、面接や小論文などで自身の思いを伝える力が求められる。学校側は「部活動や探究学習を通じて、明確な目的意識をもって受験できたことが要因ではないか」と分析している。

 主な進学先は、神戸大学経営学部に1人、県立医科大学医学部に昨年に続いて1人が合格。そのほか、和歌山大学(7人)、大阪公立大学(1人)、鳥取大学(1人)などへの進学があった。

 私立は、京都産業大学(34人)、近畿大学(27人)、龍谷大学(25人)、関西外国語大学(14人)、摂南大学(13人)など。

 就職では、公務員として警察・消防・自衛隊に4人が就職し、民間企業にはホテル、鉄道、漁業などの分野で6人が進んだ。